ED発症の要因を細分化して、EDの種類について詳しく見ていきましょう。

では、EDの種類について詳しく見ていきましょう。EDの要因を細分化する理由は、EDに至った原因をできる限り明確にすることこそED完治への近道だからです。

たとえば一概に「頭痛」といっても、打ち身や外傷による頭痛、風邪をひいたときの頭痛、パソ コンでの目の使いすぎの疲労からくる頭痛などさまざまであり、それぞれの治療方法は異なってきます。

EDもそれと同じく、EDになつた要因をはつきりさせることで治療の方向性を的確に絞り込んでいかなければなりません。

ED発症の要因を分類すると、以下の①~③となります。

①機能性ED

心因性ED=日常生活の中で蓄積されたストレスや、性行為に対する不安、うまくいかなかつた性行為のトラうマといった、心理的な側面が大きな引き金になっているもの。

精神病性ED=うつや統合失調症などが原因になっているもの。

②器質性ED

陰茎性ED =先天性の奇形や病気などの他、事故•怪我などによって物理的に陰茎部に負った傷が原因となるもの。

血管性ED=陰茎の海綿体にある血管の動脈硬化など、勃起時に海綿体に流入した血液を留めるためのしくみが正常に機能しなくなって起こるもの。

神経性ED=脊髄損傷などで脳からの性的刺激を伝達する神経に生じた障害、パーキンソン病や脳内血管の障害、糖尿病や骨盤内の臓器手術(前立腺癌、直腸癌、膀胱癌)などによる末梢神経の障害が原因となるもの。

.内分泌性ED =精巣から分泌される男性ホルモン(テストステロン)が直接的に阻害されて起こるもの。

③混合性ED

機能性EDと器質性EDの二つが混在しているEDのこと。

泌尿器科医である斉藤宗吾氏が650人のED患者を対象におこなった調査では、機能性EDが72.0%、器質性EDが22.8%、原因不明のEDが5.2%という結果となり、そのうち全体の68%を占めていたのが心因性EDでした。

このデータは私の治療室の症例にも当てはまるものであり、いかにEDが科学的に診断しにくいデリケートな問 題であるかを物語っています。

生活習慣病の原因

なお、近年「ED発症の原因ではないか」と、動脈硬化性疾患との関連性について注目されているものにメタボリック症候群や生活習慣病があります。

高血圧、糖尿病、肥満および内臓脂肪など、いわゆる生活習慣病によってEDの増加が指摘されているのです。

特に昔からEDの発症と関係があるとされてきた糖尿病の男性患者さんでは、その50%以上にEDの症状が見られるという報告もあります。

ただし、テストステロン値の低下との関連については現在のところまだ不明です。

 

メタボリック症候群(シンドローム)=内臓脂肪蓄積、耐糖能異常、高脂血症および高血圧症を合併する動脈硬化になりやすい疾患として1999年WHOがその該断基準を発表し、日本では2005年に規定された。

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