愛のホルモン「オキシトシン」

女性の体といものは高度に発達した大脳皮質の作用で得られるエクスタシー(性的快感)に始まりオーガズム(絶頂感)で終わるセツクスの過程で、性欲の高まりや興想と共に中枢神経を介して「オキシトシン」という重要なホルモンの分泌が促進されるようにつくられています。このオキシトシンには出産の際に子宮を収縮させて分娩を手助けする他に、性感の高まりにともなう子宮や卵管の平滑筋収縮を増強させる働きがあります。

また、最近の研究で明らかになったのが、オキシトシンは哺乳動物が雄と雌の相互関係を築くのに重要な役割を担っているという事実です。どうやらこのホルモンには雄の攻擊性を抑制し、雌の母性を高揚させる働きがあるようなのです。

いろいろなアンケートの結果からも、久しぶりに心から満足のいくセックスがおこなわれたあとでは「夫に対していつになく優しい気持ちになれる」と妻たちは答えています。まさに、思いやりに满ちあふれたセックスのときにはこのオキシトシンが大量に分泌されて夫婦関係がいつもより緊密になれるというわけです。オキシトシンが”愛の潤滑油”ともいえるホルモンであることは間違いなさそうです。

ところが、この愛のホルモンであるオキシトシンにとって大敵となるのが”冷え性”です。冷え性で体温が低いとこのオキシトシンが十分に分泌されません。

一般的に冷え性は女性の専売特許のように言われていますが、冷え性の男性も意外と多いのです。冷え性とは血流障害そのものであり、生活習慣病である動脈硬化や心筋梗塞をはじめ男性性機能障害であるEDも血流の病気といえます。

性的に十分な快感の得られないセックスのとき、女性の体は全身の血液の流れに滞りが生じて、特に子宮頸管や卵管の粘液をはじめ膣からの分泌液も不足しがちとなり、それが性交痛の原因になります。また、膣、子宮、卵管などの平滑筋のリズミカルな収縮が起こりにくいために性交中のオーガズムに達することが難しくなるのです。

したがって理想的なセックスとはお互いが十分に血液の流れを確保するためにも、入念に時間をかけた前戯のあとに勃起したペニスを挿入し、早漏でも遅漏でもない最適な状態で射精を迎えて、ふたり同時に達することでオーガズムを共有できる性交のことです。

このことは千年以上も前の平安時代に、すでに私たちの先達が、現代に生きる私たちへの教訓として示してくれています。そこには大いなる”先見の明”がありました。

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