ふと気づけばセックスレス

ここ十数年、日本ではセックスレスのカツプルが急増しています。世界的な統計調査からも日本人の性交回数の少なさは群を抜いており、仮に夫婦間でセツクスがあるにしても「年に数回」という回数は今の日本人では決して珍しいことではありません。

日本性科学会はセックスレスの定義を次のように定めています。

「一カ月以上の期間、性交渉がなく、体の敏感な部分に触れたり、裸で一緒に寝たりといったセクシュアル•コンタクト(性的接触)のない男女の関係をセックスレスという。」

もしふたりが、お互いに性的な関係を根本的に望んでいないとしたらセツクスレスはそのカップルにとって何の問題もありません。

もともと男女の、特に男性の性欲の強さには個人差がとても大きく、この欲望の正体は謎に満ちているともいわれています。イタリアの心理学者ウィリー・パジーニは、「ありすぎる性欲、なさすぎる性欲」(草思社)で次のように言っています。

「フロイトは、人間の本能のうちもっとも重要なのは種を保存する本能であると言いました。しかし、今日この本能は、自分さえ生き残ればいいという利己的なものになりかけています。そして、多くの人たちが、男女の関係を面倒くさがるようになりました。ささいなトラブルで愛を捨てて、セックスレスの生活を選ぶようになってしまったのです。」

セックスレスの問題を考えるとき、「セックスの本質は何か?」という、つまり「男女の性の交わりで子孫を残す」という大きな命題を含んでいることに私たちは改めて気づかされます。

それではどのようなことがセックスレスの原因となるのか。男性、女性それぞれの側から検討してみましょう。

まず男性側では性欲の減退や、EDに代表される勃起障害および射精障害があげられます。そして、これらの症状の背景として”男性の更年期障害”が最近特にクローズアッブされてきました。

次に女性側の原因としては、オーガズムの欠如や性交痛といった悩みがその大半を占めています。以上のような問題の多くが性交回数の頻度と逆相関していることが、いろいろな調査結果からも明らかになっています。つまり、これらがセックスレスの原因となっているのです。

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