気力やうつ病といったメンタル面にも、深いかかわりが

あなたのまわりに、もともとは穏やかで落ち着いた人だったのに、50歳前後から、急に怒りっぽくなって、部下を怒鳴りつけたり、すぐにイライラしたり、利己的になってしまった人はいませんか?そういう人は、単に”年をとった”ということではなく、男性ホルモン低下の影響がメンタル面に出てしまった可能性があります。

テストステロンは、私たちの体中に影響を及ぼしていますが、脳も例外ではありません。ほんのわずかな量で作用するテストステロンの脳内の分泌量が変われば、想像以上に大きな影響が出ることがあるのです。

ここに、非常に興味深い研究報告があります。

参加者を、男性ホルモン値が高いグループと低いグループに分けて、サイコロを使ったゲームを行う実験です。サイコロのある目が出たらお金をあげるという条件で何の目が出たか自己申告してもらったところ、男性ホルモン値が低いグループは、申告によってお金を得た金額が明らかに多かったというのです。これはつまり、男性ホルモン値が低いとうそをつきやすくなる傾向を表しています。

血中のテストステロン値によって、寄付金の金額が変わる、という報告もあります。事前に、テストステロン以外の人体に無害な薬を注射した人々と、テストステロンを注射した人々とでは、後者のほうが、寄付金の金額が上がっていたのです。

よく、年をとるとわがままになるとか、聞きわけが悪くなるとかいいますが、それは単に年をとったということではなく、やはりホルモンが関係していたのです!

また、テストステロンの低下が進むと、意欲と集中力がなくなり、人間関係が億劫になることから、うつ病になりやすくなります。実際、男性ホルモン値が低い人ほど、うつ病になりやすいことが明らかになっています。うつ病のすべてが男性ホルモンの低下からきているわけではありませんが、中高年男性の場合、うつ病の投薬治療に男性ホルモン補充療法を併用すると効果があることがわかっています。

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